「WordPressはじめてのデザイン&カスタマイズ入門」書籍レビュー カスタマイズ初学者さんに!

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この記事では、初心者におすすめのWordPress本を解説しています。

「WordPressはじめてのデザイン&カスタマイズ入門」(2019年2月)は、ブロックエディターでの投稿操作が丁寧に説明され、他の本ではなかなか説明されていないWordPressのカスタマイズ方法と、WordPressのファイル構成とその仕組みが統括的にまとめられた入門書です。

WordPressはすでにセットアップしている方が、もっと自由自在にデザインを変えたり、コンテンツを作っていくにはどんな方法があるか、勉強を始めるのにおすすめの本です。

著:茂木 葉子, 著:岩本 修, 監修:星野 邦敏, 監修:吉田 裕介
¥2,838 (2022/01/12 10:52時点 | Amazon調べ)

「WordPressはじめてのデザイン&カスタマイズ入門」 書籍情報

出版年月日2019/02/08 第1版発行
価格¥2,838
出版社技術評論社
サイズB5変形
ページ数292ページ
著者茂木葉子、岩本修(著)星野邦敏、吉田裕介(監修

本で紹介されているバージョンなど

WordPressのバージョン5.0.1
テーマTwenty Nineteen
サンプルサイトなし
サーバーなし
ドメインなし
解説プラグインWP Multibyte Patch
SiteGuard
Contact Form7
Table Press
Jetpack
Google Analytics Dashboard for WordPress
Yoast SEO

詳しく解説されている機能

お問い合わせフォームContact Form7
セキュリティSiteGuard
バックアップなし
カスタマイズブロックエディタ、カスタマイザー、追加CSS、テンプレート
SEOGoogleアナリティクス、サーチコンソールが詳しく解説。
プラグインYoast SEOの設定紹介。
収益化なし

本の目次

▼ 本の詳しい内容・目次が見たい方はここをクリックしてください
  • Chapter 1 WordPressの基本をおさらいしよう
    • 「誰のため?何のため?」を意識しよう
    • WordPressって何だろう?
    • WordPressフォルダの中は、どうなっている?
    • 新エディターGutenberg、登場!
    • WordPressを使ってみよう
    • WordPressの環境を整えよう
    • Webサイトのデザインを決めよう
  • Chapter 2 「投稿」や「固定ページ」で記事を書いてみよう
    • Gutenbergエディターを使ってみよう
    • 「投稿」で記事を書いてみよう
    • 記事一覧を管理しよう
    • 「投稿」を使いこなそう
    • 「固定ページ」を使いこなそう
    • 公開方法をコントロールする
  • Chapter 3 Gutenberg エディターを使いこなそう
    • ブロックを使いこなそう
    • ブロックでページにメリハリをつける
    • ブロックを再利用する
    • 「コードエディター」でコードを確認する
  • Chapter 4 Webページのコンテンツを充実させよう
    • 画像を挿入する
    • 動画やファイルを挿入する
    • 「ウィジェット」でサイト内を自由に回れるようにする
    • 「プラグイン」で機能を拡張する
    • 「ホームページ設定」で固定ページを表示させる
    • 「メニュー」を設定する
  • Chapter 5 サイトのデザインをカスタマイズしよう
    • カスタマイズの方法を知ろう
    • [カスタマイズ]画面でカスタマイズする
    • HTML とCSSの基本を知ろう
    • [CSS 編集]画面でCSSを編集する
  • Chapter 6 「テンプレート」の働きを理解しよう
    • 「テンプレート」の役目を理解しよう
    • PHPの基本的な読み方を理解しよう
    • 代表的なテンプレートファイル
    • テンプレートファイルを編集する
  • Chapter 7 サイトの機能を強化して本格的な運用に備えよう
    • SEOを強化する
    • SNSとの連携を強化する

ここがお勧め!ポイント

  • ブロックエディターの解説が詳しい
  • html、CSS、PHP、テンプレートまで説明されている

・ブロックエディターの解説が詳しい
この本は、ブロックエディターを使ったコンテンツ作成方法の解説がとても多いです。かなりボリュームがあるので、1つづつ操作を確認していけばブロックエディターの知識が相当増えますよ。

・html、CSS、PHP、テンプレートまで説明されている
WordPressは、コードを書かなくても管理画面からブログ感覚で記事を投稿することができますが、実はPHPファイルが動いていて、htmlコードとCSSで生成されています。

このあたりは初心者向けの本ではほとんど説明されていませんが、この本では詳しく説明されています。少し難しい内容だと思いますが、もっと知識をつけたい方が何を勉強したらいいのか、内容はどんなものなのか少し知ることができます。ステップアップしたい方は是非読んでみてください。

ここは注意!が必要なポイント

  • デザインの解説は概要のみ
  • 半分くらいブロックエディターの解説
  • 集客・運用・SEOは少ない

・デザインについては概要のみ
冒頭で、デザインイメージのワイヤーフレームを準備しましょう、と解説があるのですが、そのワイヤーフレームデザインをどうやって実装していくか?という解説はありませんでした。

デザイン・カスタマイズのために必要な基礎知識が勉強できる本、と言う感じなので、この本を読めば、自分のやりたいデザインが実装できるのかと思っているとがっかりしてしまうかも。

・半分くらいはブロックエディターの解説
この本は【Chapter 2「投稿」や「固定ページ」で記事を書いてみよう】・【Chapter 3 Gutenberg エディターを使いこなそう】・【Chapter 4 Web ページのコンテンツを充実させよう】のページボリュームが多く、本の半分くらいを占めています。デザイン&カスタマイズ、というよりブロックエディターでのコンテンツの作り方の解説の方が多い印象です。

・集客・運用・SEOは少な
表紙に「集客力を上げる」「運用ノウハウ」と書いてあるのですが、本書で紹介されているのは必要な初期設定のみでした。その後の活用方法を知りたい方は別の専門書を探した方が良いでしょう。

「WordPressはじめてのデザイン&カスタマイズ入門」 まとめ

入門書ではあまり触れられていない、デザインとカスタマイズについて詳しく概要を説明してくれる貴重な本でした。しかし、タイトルからもっとデザインの実装やマーケティングの話の本かと想像していたのですが、基礎とブロックエディターの解説に重点があったのはちょっとミスマッチを起こしそう。

少し操作に慣れた方が、ブロックエディターの使いこなしのバリエーションを学び、もっと高度なデザインを実装していくにはどんな勉強が必要なのかをガイドしてくれる本です。

大石
大石

この本を入り口にして、ステップアップしていきましょう!

著:茂木 葉子, 著:岩本 修, 監修:星野 邦敏, 監修:吉田 裕介
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